大腸がん検査(定性) 1400円 (送料:5名様まで860円・代引手数料込) |
(土曜・休日の発送は行っておりません。お急ぎの方はアマゾンをご利用ください)二日間採便を行う2回法で検査精度を上げます。 郵送検査キットセンター
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検便で、便に混じった血液を調べる検査です。2日間の便を検査し、毎年受けることで精度を高めています。
この検査で陽性となったときは、大腸ファイバー検査を受けてください。
毎年、12万人もの方が大腸がんを発症しています。大腸がんの発症は60歳以上の方に多いため、若い人は、たとえ症状が出ていても見過ごされがちですが、30代でも毎年1000人程度、40代では約5000人の方から大腸がんは発見されており、見過ごせない数となっています。仕事や子育てに忙しい30〜50代の方々の大腸がんは、高齢者に比べ侵攻が速く、万一、発症した時は、仕事や家族の生活に与える影響が深刻です。近年、大腸がんは早いうちに見つかれば治る病気と言われていますが、そのため特に早期発見が重要ですが、この検査の受診率は高くありません。
私たちは、多くの方に大腸がんの検査を受けていただけるように、運用方法を工夫し、コストを見直し「郵送型の大腸がん検査」を始めました。インターネットを利用し郵送型にすることで、何度も医療機関や保健所に足を運ばなくても、手軽にお受けいただけます。また検査の信頼度を上げるため、2回法とし検体検査は大手の検査機関に依頼しています。
便潜血検査は、直接がんを調べるわけではなく、大腸が「がん」に侵されると腸壁がもろくなるなど、便が通過する時に血液が付着することが多いため、排泄された便に付着した血液を検出することで「がん」の早期発見を目指します。それが大腸がんであるかは、この検査だけではわかりませんが、陽性の方は大腸がんの可能性が10倍あると言われています。陽性の時は内視鏡検査(大腸ファイバー)、精密検査を受けていただくことになります。
どのくらいの人が、この検査で「陽性」と判定されているのか?
30代のみなさん 最近当センターで大腸がん検査を受診された30代の受診者3000人をチェックしたところ184人(約6%)の方が陽性反応となっています。この場合大腸内視鏡(大腸ファイバー)検査が必要と考えます。陰性で特に症状などがない方の大腸がんの確率は3万分の1程度(*1)と推計しています。 40代のみなさん 最近当センターで大腸がん検査を受診された40代の受診者3000人をチェックしたところ204人(約7%)の方が陽性反応となっています。この場合大腸内視鏡検査が必要と考えます。陰性で特に症状のない方の大腸がんである確率は6000分の1程度と推計しています。50代のみなさん 最近当センターで大腸がん検査を受診された50代の受診者3000人をチェックしたところ256人(約8%)の方が陽性反応となっています。この場合大腸内視鏡検査が必要と考えます。
当センターで検査を受ける方は、症状があったり、人間ドックなどで陽性反応が出たことがある方が一定割合おられるので、やや高めの陽性率になっていると考えられます。便潜血が陽性になる疾患で、比較的若い方にも多いものとして、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患があります。大腸の壁に小さい袋のようなもの(憩室=けいしつ)ができ、そこが炎症を起こすことで出血するケースもあります。特に大腸ポリープからの出血によって陽性となる場合は注意が必要です。発見される大腸ポリープは、ほとんどが良性ですが、直径が2cmを超えると、一部ががん化し始めるとも言われています。痔が原因で陽性となることもありますので痔の症状があるときは避けていただいた方がよろしいですが、自覚症状のある痔でも多くの場合は陽性になりません。
*1 便潜血検査の精度に関して様々な研究・調査、多くの論文があり、それぞれの調査でも母集団に偏りがあるなど、当センターの検査における確定的な確率をお出しすることは難しく、参考数字としてお出ししています。
採便したキットは何日くらい置いておけるのか?
この検査は2日間の便を検査します。便秘の方など二日連続で採取することは難しい場合もあります。当センターでの検査は検体を郵送で送っていただきますので、心配される方もいらっしゃると思います。採取した検体は冷暗所に保管して、出来るだけ早く提出していただくことが重要ですが、近年、検査キットに使われる専用容器も進歩しており、容器内に充填されている保存液には、ある種のタンパク質成分が含まれており、便中のヘモグロビンの安定化を図っています。常温でも2週間程度なら、ほとんど結果に影響を与えないとされるようになり、当センターが郵送検査を始めるきかっけとなりましいた。しかし冷蔵庫に保管いただく事を推奨しております。
どのくらいの確率で大腸がんが見つかるのか?
当センターの便潜血検査は便中ヘモグロビンの濃度が100ng/mL程度以上を陽性としています。ほとんどの便潜血検査で75〜100ng/mlを仕切り値にしていると思われます。宮城県対がん協会がん検診センターでの調査では陰性とされる40ng/ml以下の進行がんの確率は0.2%程度、40〜50における進行がんの確率は0.4%、60〜100で1.2%とされています。(1ng/mLは1ミリリットル中に10億分の1グラム)陰性でも内視鏡検査が必要なのではないかという考えもありますが、確定診断には欠かせない内視鏡検査ですが、検査時の事故も無視できない現状では受診者の費用負担、身体負担を考えると、現在の仕切り値を逆に引き上げたほうが有効性が高いのではという議論もあります。(大腸がんの場合、多くは数百〜1000ngを超えるとされています)、便中のヘモグロビンの濃度を数値でお知りになりたい方は定量検査をお選びください。当センターでの検査受診後の受診者の状況については、いくつかの受診者からのご報告はいただいておりますが、残念ながら、学術的な調査は実施できておりません。
検便の検査では、大腸がんの確定はできません。大腸がんの確定を行うには、現状では内視鏡検査(大腸ファイバー)が必要です。大腸内視鏡検査は、胃カメラと同様にファイバースコープを使い、肛門より挿入して直腸から盲腸まで全大腸を直接みて調べる検査です。しかし一人の医師が1日にできる件数はわずかですし、トラブル時の医療体制も必要です。*2 健康な人が、この検査を受けた場合、大腸がんの発見確率は低く、また受診者の体や費用の負担は大きく非効率です。しかし検便で陽性反応となった方の内視鏡検査では5〜15%位の方にポリープが見つかっており、その中から少なからず大腸がんが発見されます。限りのある医療資源である内視鏡検査で効果的に大腸がんを発見する、スクリーニング検査(事前検査による高リスク群のふるい分け)としての便潜血検査は非常に有効であると考えています。
ただし、これはあくまで確率の話であり、この検査で陰性であるからといって「大腸がんではない」と証明はできません。「陽性時に比べて、大腸ファイバー検査をしても、大腸がんが発見される確率が非常に低いと判断できる」という事になります。
*2 日本消化器内視鏡学会が内視鏡専門医の所属する全国518施設で、2003年より2007年までの5年間に起きた内視鏡検査での事故(カメラが腸管を突き破るなど)は1700検査に1回の確率で起きています。胃カメラでの確率は2500検査に1件、大腸内視鏡だけで見ると1400検査に1件となっています。内視鏡検査による死亡例は5年間で46例、27万検査に1件の確率となります。大腸がんの早期発見にはかかせない検査ですが高度な技術を要する検査です。残念ながら一般の受診者が施術医を選ぶことは難しいですが、偶発症(検査事故)についての説明があり,万一の時の体制がしっかりした医療機関で検査を受けることが重要です。
個人情報について
当センターでは検査をお受けになられた方の個人情報は暗号化したファイルで厳重に管理しており、3年後にデータは消去しております。また臨床検査会社に検査を依頼する過程においては、受付日・カナ氏名・生年月日のデータのみで行い、外部に受診者様のデータを出すことはありません。また企業でまとめていただく場合は、事業所・カナ氏名・生年月日のみの個人情報でお受けいただけます。(この場合、結果は事業所宛に封書でお送りします。)
厚生労働省の補助もあり、多くの自治体で40歳以上の方などを対象に大腸がん検診を実施しています。期間の制限や直接、保険所や医療機関に足を運ばなければいけないなどの理由からか、残念ながら受診率は高くありません。詳細は、各地の保健センターや保健所などにお問い合わせください。
*財団法人 日本対がん協会 大腸がん検診の流れとその効果
*大腸肛門病辞典 「大腸.COM」
*科学的根拠に基づくがん検診推進のページ
*特定非営利活動法人ブレイブサークル運営委員会「ひろげよう。大腸がん検診の輪」
*がんの統計 - がん研究振興財団
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